先週末の土日で青森に旅をしてきました。
本来の目的は今回のダイヤ改正で定期運行から姿を消す寝台列車日本海に
乗車するというものでしたが、この冬の大寒波の影響を受け残念ながら
運休となってしまったので、目的を温泉と樹氷見学に切り替えてこの
旅を過ごしました。
青森市内から八甲田に向けてはレンタカーで向かったのですが、積雪
が山間部においては4mをこすなど、かなりの雪道を延々と走ること
1時間ちょっとで目的地の温泉である、酸ケ湯温泉に到着です。
既に宿の周りの積雪は4mをこえる状態となっており、八甲田の雪の威力を
改めて実感します。
この酸ケ湯温泉は千人風呂と呼ばれる総ヒバ造のお風呂が有名で、湯治客も
多いことから冬場は湯治で訪れる人もかなりいるみたいです。
今回はこの温泉宿に一泊して、翌日の樹氷に備えました。
翌日の天気は相変わらずの雪ということもあり、山頂付近の状況が
非常に気になるところではありますが、酸ケ湯から車で10分くらい
のところにある八甲田ロープウエーで山頂まで行くことはできた
ので、午前の10時過ぎに無事に山頂まで辿り着くことができました。
ただ
そこでまっていたのは
氷点下13度という過酷な世界であり、ロープウエー山頂駅から
降りたその景色は
まさに冬の八甲田山を象徴するような景色となっており、雪が吹雪いて
いる状態では視界もほぼなくなるような状態でした。
このような状況下では樹氷散策も落ち着いて実施することができず
取り急ぎ近くにある樹氷にたどり着くだけでもう精一杯という感じです。
とにかく近くまで歩いていき樹氷を確認しました。
八甲田山に多く点在するアオモリトドマツに、氷と雪がぶつかりながら、
徐々に大きく成長したのが、この樹氷です。蔵王なども有名ですが、規模
ではこの八甲田が日本一との話です。
蔵王でスキーに行った時にもみましたが、気持ち的に今回の八甲田の方が
立派なような気がしてなりません。
それにしても寒いです。
案内板も雪に埋もれててまともに確認は不可能です。
今回のカメラは簡易的に防水、防寒対策を実施しましたが、長時間の
運用には耐えられないと判断したので休み休みでの撮影でした。
それでも、ロープウエー山頂駅周辺には樹氷がいくつかあり、このような
環境であっても樹氷鑑賞ができたのはよかったです。
ラクダに見える樹氷と記念撮影です。
そんなこんなで1時間くらい滞在したところで下山することに
したのですが、帰りのロープウエーから見える景色がこれまた
絶景で
点在する樹氷原を見ることができました。
さらに高度が低くなると雪も落ち着いてきて
八甲田山中を一望できました。
温泉もよかったですし、樹氷もなんとか見れたのでこの旅も
大変満足ができるものとなりました。
あと、もちろん帰りは
この鼻の長いやつで帰りましたw