2012年3月のダイヤ改正であさぎり号としては姿を消す、JR東海371系に乗車
してきました。息子もロマンスカーに乗れるとあって、家を出る前に自宅に
ある小田急車両のDVDを観て今日乗車する371系を予習していました。
藤沢から東海道で沼津に抜けて新宿行きの登りに乗車することもできたの
ですが、どうも旅の計画を考えると、下りの沼津行きに乗車したほうが
柔軟性がありそうなので、藤沢から町田に出てそこから乗車することに
しました。
下りのあさぎり3号に乗車です。座席は先頭車両の1号車にかまえました。
あさぎりは小田急とJR東海の相互乗り入れの特急です。また車両も小田急側が
RSE20000刑という車両でJR側が371系となり異なります。妻はRSEの方がかわいい
ので、そちらに乗りたかったみたいですが、ダイヤ的に調整が難しく371系に乗る
ことになりました。
ただ個人的にはRSEははこね号などで乗車したことがあり、この371系の方には
乗車したことがなかったので、やはりこのタイミングならこっちという判断に
なりました。
あさぎり号が町田駅に入線して来るタイミングで上りにはこね号ととして運用
されているMSE60000形が入ってきました。この車両が今年のダイヤ改正後は
あさぎりとして御殿場まで向かうことになります。
なんともいえない新旧の入れ替わりが町田駅で繰り広げられる中で371系の
入線です。
車両カラーは往年の東海道新幹線100系のカラーと同じです。
そもそもでこの車両はこのあさぎりのために新造された車両であって
基本的にはこのあさぎりでの運用が主となります。
座席はかなり前の方でしたので、先頭からの眺望も楽しめます。
展望席というエリアはないのですが、十分に展望席と同じ感じです。
本厚木の前にある相模川の鉄橋を渡ると
前方から上りのあさぎりRSEが見えました。
上下のあさぎり号の貴重なすれ違いです。
これは小田急線の新松田駅の手前にある御殿場線への乗り入れ線です。
ここでJRと接続されます。
松田駅からは乗務員もJR東海側のメンバーとなり、そこからは御殿場
線を沼津に向けて走行することになります。
これは御殿場駅で停車している写真ですが、左斜め前にJR東海313系を
見ることができ、ここが小田急の路線ではないことが認識できます。
御殿場線は単線でもあるので、駅での待ち合わせも多々ありそんな
中を走行するこのあさぎりは小田急のロマンスカーの中でもかなり
特殊な方に入ると思います。
裾野を抜けるあたりは、本来なら富士山が車窓から眺めることができる
絶好のポイントではあるのですが、あいにく今日の富士山は雲が邪魔を
していて、その全貌を拝むことはできませんでした。
ただ沿線には、その富士山と合わせて写真を撮ろうとしている人が
たくさんいたことが印象的でした。
そしてあっというまに終点の沼津駅に到着です。
この2階建て車両ももうあさぎりとしては見ることができないと思うと
ちょっとさびしい気持ちになります。
2012年3月17日のダイヤ改正で371系あさぎりは姿を消しますが、
ホームライナーとしての運行はまだあるようですので、とりあえず
乗ろうと思えば乗ることは可能です。
ただやはり沼津発のあさぎりがなくなるというのがちょっと乗り鉄
の私としては寂しく感じてならない、今回の旅なのでした。