寝台特急北陸号

今年3月のダイヤ改正で廃止される寝台特急北陸号は上野と金沢を
結ぶ日本で一番短い距離を走る寝台特急(ブルートレイン)です。

昨年のはやぶさ、富士の時と同じように3月のダイヤ改正で姿を消すの
ですが、この北陸号は鉄道ファンの間では、北陸新幹線が開通する
までは生き長らえるだろうとみんな思っていた特急でもあります。

今年の12月に東北新幹線が新青森まで延伸されますが、それに
伴って上野と青森を結んでいるあけぼの号の方が先に廃止される
のでは、とみんな思っていました。

それを覆すように、昨年の終わりに発表されたこの北陸号の廃止
は鉄道ファンを震撼させた大ニュースと言っても過言ではありません。
しかも、同じ路線を北陸号と一緒に走っている急行能登号も一緒に
廃止されるとくれば、もう鉄の血がおさまりません。

なんせ、この北陸号、能登号ともに、廃止されるほど悪い乗車率では
なかったはずですし、関東と北陸地方を夜の間に結ぶこの路線の
ニーズは平日はビジネス客を中心とし、週末から土日は観光客を
ターゲットとしてそこそこになりたっていたはずです。

私も富山出張の時には帰りに能登号を使い、富山でゆっくりと
飲んで、そのまま上野へ帰れる鉄道はやはり重宝した記憶が
あります。

そんな感じでもありまして、この寝台特急が廃止されるのは
とても残念でならないのです。

金沢駅では

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こんな案内も出ていました。
なんか手書きな列車の絵が哀愁を感じさせます。

CIMG7083

ちなみに切符はこんな感じです。
上野発の下りは結局満席に近くてとれませんでしたが
金沢発の上りはB寝台をこんどこそきれいにBOXでおさえる
ことができたので今回の旅も帰りに利用することになりました。

とりあえず先に入線する急行能登号を見にホームへ

すると、先に到着していたサンダーバードがまだ停車していて
どうやら能登よりも先に北陸号が入線する模様みたいだった
ので、とっさにカメラを構えます。

すると1分後くらにEF81形機関車に牽引された北陸号が入線
してきました。

みんなカメラで北陸号を撮影をしていたのですが、ここで回送
待ちのサンダーバードがなぜか北陸号の隣に移動してきました。

CIMG7049

まだ発車前ですが、北陸号に681系が並ぶという貴重なショットも
撮ることができ、とても満足です。この移動はJR側のサービスだと
したらなかなかなるもんです。

さて、そんなサンダーバードも発車し

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北陸号の雄姿を対向のホームからきれいにおさめることが
できました。そしてお待ちかねの能登号の入線です。

みんな、一斉に写真を撮り始めたりします。

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この北陸号と能登号がツーショットで撮れるのが、この金沢駅の
魅力でもありますが、この光景もあとわずかで見納めです。

この能登の車両は489系と呼ばれ、その中でもこの突出した
頭のスタイル、通称:ボンネット型 はこの編成しかすでに
JRにはもうなく、今回のダイヤ改正で定期運用からJRの
ボンネット型の車両は完全に無くなるということになります。

これだけでも、もう大変なニュースなわけです。

この能登号は

CIMG7065

談話室なども搭載されており、いまどき体験できないような
経験がつめる車両でもあります。

個人的には能登号ももう一度どこかで乗っておきたいところです。

さて、北陸号の発車の時間も近づきつつあり、ホームを移動して
車両に乗り込みます。

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上野行き、北陸号にやっと乗れる・・・

CIMG7068

やはり、夜汽車はB寝台・・・

そして列車は金沢駅を定刻通りの22時18分に発車していきました。
途中車内では金沢駅で購入した能登ワインを飲んだり、旅の振り返り
の話をしたりと盛り上がりましたが、昨年と違い、発車も遅い時間という
こともあり、直江津を過ぎたあたり(0時半頃)で就寝してしまいました。

次の日、気がついたらもう大宮で上野に6時19分に到着したのですが
本当にあっというまの出来事でした。さすが最短距離を走る北陸号です。

最後に上野駅で恒例の

CIMG7085

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車庫への回送を見届けてから帰りました。
それにしても今回の旅もなにげに盛りだくさんのイベントが
ありました。改めてどこかで整理しておきたいところです。

1 thought on “寝台特急北陸号

  1. こんにちは。

    今回の旅も楽しかったですね。

    次の企画をまた練りましょう!

    既に候補があったりです!!

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