色々とありましたが、3月13日で姿を消す寝台特急富士号、はやぶさ号が
無くなる前になんとしても乗りたいという気持ちがあり、気がつけば周りの
いくつかの人も巻き込みながらついにその企画を実行してきましたので
一部始終をログっておきます。
切符は東京発の下りを当初予定していたのですが、あまりの人気におされて
取得が困難とわかり、ならばと大分、熊本から発車する上り列車でどうかと
いうことになり、その中でも比較的取りやすい富士号の切符を平日でなんとか
おさえることができたのでした。
まぁ、普通にその日に飛行機で飛んでその日の列車で帰るという
強行プランも可能だったのですが、色々と旅好きなメンバーが集まった
せいもあって、出発の前々日から現地入りすることになったのです。
先週10日の夜から飛行機で博多に入り、今回一緒に旅をするメンバー
と合流した翌日から具体的な旅がはじまったのですが、まず最初に
これも計画したかのような博多駅での出会いがありました。
その日は博多から由布院へ移動するために特急列車に
乗らなくてはいけないのですが、その列車の出発10分前に
前日の東京を出発した下りのはやぶさ号に博多駅で落ち合えます。
純粋なはやぶさ号だけのヘッドマークを見ることができるとは・・・
幸先のいいスタートです。
そして我々の乗りこむ、ゆふいんの森号の時刻と番線を確かめ
いざ、列車に乗り込みます。
これがゆふいんの森号です。
この車両に乗ることも今回の旅の楽しみのひとつでした。
車内は先々週に乗ったロマンスカーと同じように木目調が
きれいな列車です。ただ思ったより車両は古く、そこまで
新しい感じではなかったです。でも趣はあります。
車内販売も充実しており
ソフトドリンクからアルコールまで幅広く売っています。
そうこれだけのメニューを扱えるには理由があります。
なんとこの列車には現在の日本中で走っている列車の
中で唯一のビッフェがあります。ここで色んなドリンクや
軽食を扱っているのです。
そう、昔は新幹線や、一部の特急に必ずあったビッフェが
この列車ではまだ残っているのです。
地元のパンなども売っています。
とりあえず、私含め一緒にいたメンバーは昨日の博多での
酒が残っていることもあり、やさしい生ジュースを
注文です。みかん、かぼす、もも、ジュースでしたが
かぼすジュースが二日酔いの体にはききました。
さて、そんなこんなで各自のんびりと列車での旅を
楽しんでいるうちにあっというまに下車駅である
由布院に到着です。
約2時間前後の列車旅ですが、なかなか密度の濃い列車
だったこともあり、あっというまに時間が過ぎた感じです。
由布院の駅舎は黒い色をしていました。
前に一度訪れた際は夏でしたが、冬の由布院も空気が
澄んでいてとても気持ちのよい感じがします。
駅のロータリーから眺める由布岳が本当にきれいです。
これだけでもなんか旅に来たという感じがします。